【2014年度版】 オールアメリカン選出■台頭から破竹快走、瞬く間の地位確立、そして今や風格さえも…。
ピノの"申し子"と"女神"が交わる場所。
【Freeman Pinot Noir "Akiko's Cuvee" Sonoma Coast 2015】 * 最新ヴィンテージ、到着。
* ◎私は同価格帯のソノマ産…いえ、カリフォルニア産ピノとしても、これほどまでに広く愛され、高く評価され、深く頷かせるワインを他に知りません。
この最新’15年で10作目のご案内となるフリーマン。
どのヴィンテージを飲んでも素晴らしく、日本正規輸入開始から一年と漏らさず推奨銘柄としてご案内しておりますが、もはや各方面からの支持は恒常化。
最近では "凄み" すら感じさせるようになってきました。
品質追求の旅を完結させ、一つの金字塔…完成形として極まった感すら漂っています。
前作は「ピノ・ファイル」で【95点】を獲得し、年間僅か12本のみが選抜される、【California Pinot Noir First Team All-Americans】の2014年度版に、ウィリアムズ・セリエムやリヴァーズ・マリー、リーズらとともに指名されました。
ピノばかりを専門とするメディアから、全米TOP12本の一つに選ばれたのです。
そして今年は【WE96点】確定の、ワイナリー "歴代最高傑作" 認定! ▼女神が微笑むピノ・ノワール。
フリーマン珠玉の旗艦ピノ、『アキコズ・キュヴェ』。
私イナムラ@てんちょがフリーマンと出逢ったのは、A.V.A.版の 『ソノマ・ピノ』 が先でした。
当時、「スタンダード版でこれだけ旨いなら、上級銘柄なんて要らないジャン…」と、斜に構えての後発試飲となったアキコズ・キュヴェ。
飲んで思わず…参りました m(_ _)m 今作アキコズ・キュヴェは醸造家を務め、「一般的なカリ・ピノはパワーが強すぎて苦手。
」と仰るアキコさんが、食事とも相性を叶えるブルゴーニュのようなエレガントなピノを目指し、コンサルタントであるピノの申し子エド・カーツマンと繰り返しスタイルを模索して完成させたもの。
いつくかのブレンド候補をスタッフで出し合って比較試飲を行うと、いつもアキコさんの提案が一番美味しかったことからこの名が付けられました。
エド・カーツマン×R.R.V.というと、氏のP.B.である 『サンドラー』 からも、出所の一部が重なるアイテムがありますが、では両者のスタイルが近いのかといえば…似て非なるもの。
やはりアキコさんの存在感はそれだけ大きいのでしょう。
▼トーマス・ケラーも認めるピノ。
ミシュラン三ツ星、ご存知「フレンチ・ランドリー」でも、激戦区ピノ・メニューの一端を担いました。
肩を並べる銘柄は早々たる顔ぶれ…アキコさんの計画は理想的に成就。
"食の聖地" でも一目置かれるピノとなっています。
…とは言うものの。
一ファンの肩入れになってしまうかもしれませんが、僭越ながら「食事と共に」…というのはどうなのでしょう。
それは料理に合わないと言っているのではなく、そりゃちょっと勿体無いんじゃない?と感じてしまうから。
フード・フレンドリーと言えないことも無いですが、私イナムラ的には、ワイン単体でこの素晴らしさをじっくり堪能して頂きたい…という気持ちがどうしても勝ってしまいます。
▼6色のブレンド。
アキコさんが提案するブレンディングは毎年とても流動的で、且つ年を追う毎に緻密になっており、’08年のフルーツ・ソースは5箇所でしたが’09年は6箇所、そして’10年、’11年は9箇所にもなりました。
その後は自社畑の整備とともに収束。
当’15年は4箇所から。
今年の内訳はCampbell 31%/Keefer Ranch 26%/Pratt Sexton 25%/Gloria 18%となっています。
因みに買い葡萄で最大割合を占めるキャンプベルとは、かのダットン・ランチの畑。
『コスタ・ブラウン』 のAVA版のための畑でもあります。
またフリーマンのピノは酸を重視するため、各契約畑の他生産者のための果実よりもかなり早く収穫されることでも知られ、コスタ・ブラウンと同じフルーツ・ソース…とはいっても最大で数週間違うこともあるとか。
なお年産は僅か≪418ケース≫ぽっきり。
◎ヴィンテージが2015年になりました。
【2018.9.20更新】 (※未試飲につき、以下に前作コメントを残します。
) 2018年3月7日に開催された、国内最大規模のカリフォルニア・ワイン試飲会、「グランド・テイスティング東京」にて試飲。
当日で飲んだ中では、私的ベスト・ピノ・ノワールとなりました。
正規インポーターの公式サイトに、「しなやかに美しく華々しく…」との記載がありましたが、まさにぴったりの表現。
主張ある旨みの強さは文句無く、それでいて洗練され、高貴。
濃すぎぬ色あいからは、芳醇かつナイーヴな香り。
味わいはしなやかで、流れるのは繊細さと気品。
果実味には余計な果肉感や豊満さが無く、目立つのはしっとりして洗練された旨味、酸味の艶やかさと美しさ。
個性としての冷涼感はありながら、冷涼地域の気難しさはなし。
旨みにこれだけきっちり主張がありながら、それらが負担にならない構成の妙…これを「バランス」と呼ぶのなら、当ピノはやはり一つの極致と言えるのではないでしょうか。
ナイーブなばかりではつまらない。
でも下品なセクシーさは不要。
求めるべきは美しきしなやかさ…その最たるものがフリーマン。
同価格帯で濃さと上等な品性をこうも見事に兼ね備えたピノはは滅多にお目にかかれないと思います。
アキコさんの心憎い演出と、エド・カーツマンの天賦の才能、それが渾然一体となって生まれたフリーマンのピノをどうぞお試し下さい。
◎醸造家責任者もエド・カーツマンよりアキコにさんにバトン・タッチされ、まさに名実ともに、このピノはアキコさんのキュヴェとなりました。
■264本完売! 12本追加いたしました。
■ワインエンシュージアスト誌96ポイント ■ヴィノス(ガローニ)93ポイント ■ピノ・ファイル93ポイント ■パーカー監修アドヴォケイト誌92ポイント
楽天で購入11,880円(税込み)